*

コンクリートって???パート2

公開日: : 最終更新日:2015/02/25 投稿者:藤井雄太郎 鉄道資材

こんにちは、ケーブル収納アドバイザーの藤井です。

前回に引き続き、今回もちょっとだけコンクリートの話です。

今回も、コンクリート製品検定2013公式テキストにもとづき

前回よりもちょっと掘り下げて、ご説明させて頂きます。

コンクリート

砂や砂利をセメントを使って固めたものをセメントコンクリートと呼びますが、

砂や砂利をアスファルトで固めたものはアスファルトコンクリートと呼びます。

建設資材として一般に「コンクリート」と呼ばれるものはセメントコンクリートのことです。

ちなみに、「コンクリート」を中国語では「混凝土」と、フランス語では「ベトン」と呼びます。

「コンクリート」という言葉は、語源がラテン語のconcretus(con共に+crescere成長する+tus過去分詞語尾)であり、

「いろいろなものがくっつきあって固まったもの」の意味です。

コンクリートは、その体積の約70%が砂と砂利、約25%が水とセメントの糊状のペースト、5%が空気です。

下の図を見ると、ペースト、モルタル、コンクリートの質量による材料のおおよその割合がわかります。

scan-14

セメント

モルタルやコンクリートの原料として使用されるセメントの中で最も一般的なものが、

ポルトランドセメントで、イギリス人が発明し、1824年に「ポルトランドセメント」という名称で特許が出せれ、

その翌年にはセメント工場が作られました。

1842年にフランス、1850年にドイツ、1871年にアメリカでポルトランドセメントの製造が始まりました。

日本では、1875年(明治8年)に国産ポルトランドセメントの製造に成功しています。

ポルトランドという名前は、硬化した後の風合いがイギリスのポートランド島で採れる

ポルトランド石に似ていたからといわれています。

fd4a6606

(ポルトランド石)

セメント以外のコンクリートの原材料

骨材は、コンクリートの大部分を占めるので、骨材によってコンクリートの品質が左右され、

選定を誤るとコンクリートが病気にになることがあります。天然骨材と人工骨材があり、現在は大部分が人工骨材で、

砕石と砕砂と呼ばれる大きな石や岩を人工的に砕いて、粒を調整したものなどが人工の骨材です。

水道水は、コンクリートの練混ぜ水として使用することができます。地下水や河川水などの使用に当たっては、

コンクリートおよび鋼材の品質に悪影響を及ぼす物質を有害量含んではならないとJISで規定されています。

混和材料のうち、混和剤は、一般に使用量がセメント質量の1%前後で、それ自体の容積はコンクリートの

配合計算に含まれません。混和材は、使用量がセメント質量の5%以上で比較的多く使用され、

その容積がコンクリート配合計算に加わります。

また、混和材料のJISに規定された品質のものを使用する必要があります。

鉄筋コンクリート用棒鋼には、断面が円形の丸鋼と、コンクリートとの付着性能を高めるために棒鋼の

表面に突起を持たせた異形棒鋼の2種類があります。

ph_pro02_01

(丸鋼と異形棒鋼)

 

今回はここまでです。

コンクリート二次製品屋さんですが、知らない事が多いなーと思い、実は私が一番勉強になっています^^;

私たちの周りに、いろいろな形で、いろいろな用途で存在するコンクリート。

意外と知らない事が多いですね。ふと気にとめてみると面白いかもしれません。

コンクリートはまだまだ奥が深いので、また今度、ご説明しま~す(^O^)/

有難うございましたm(__)m

 

 

 

 

 

 

 

(Visited 177 times, 1 visits today)
The following two tabs change content below.
藤井雄太郎

藤井雄太郎

ケーブル収納アドバイザーフジプレコン株式会社
建材メーカーと建材商社を経てフジプレコンへ入社しました。自称1級やさしさライセンスと自称1級提案型営業ライセンスを取得し、現場お役立ち情報をお届けに皆様の街をご訪問しています。気軽にお声掛け下さい。
藤井雄太郎

最新記事 by 藤井雄太郎 (全て見る)

ブログの読者になる

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

関連記事

ケーブルトラフ嵩上げシステムでケーブルが今までの倍収納できる

こんにちは、フジプレコンの田中です!   ケーブルは年月の経過と共に増えていく傾向にあ

記事を読む

設計者の皆様へ!たまにはプロ発信!『踏切用組立基礎枠編』

こんにちは、ケーブル収納アドバイザーの藤井です(^o^)/ 今回はプロ発信!製品のご紹介です。

記事を読む

今年の展示会2021

こんにちは!ケーブル収納アドバイザーの鈴木僚です。 10月になりましたね(^^)/まだ日中は暑

記事を読む

設計者の皆様へ!たまにはプロ発信!【JRCケーブルトラフ編】

こんにちは、ケーブル収納アドバイザーの藤井です。 今回はあえてプロ発信!たまには製品についてお

記事を読む

製品紹介(インピーダンスボンド用台枠)

こんにちは!ケーブル収納アドバイザーの鈴木僚です。 先週から雨が各所で降り続いて降雨量が過去最

記事を読む

ブログの読者になる

PAGE TOP ↑