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雨水浸透ますのメリットとデメリット!いつかは浸透しなくなる?

公開日: : 最終更新日:2023/06/27 投稿者:名川大貴 浸透桝 , , , , ,

みなさんのご家庭には雨水浸透ますは設置されていますか?

 

こんにちは、フジプレコンの名川です。

近年は集中豪雨ゲリラ豪雨によって、

河川の氾濫や道路の冠水など雨による災害が増えてしまいました。

 

6月2日の大雨では会社のある豊橋市や豊川市でも

河川の氾濫や浸水被害が出てしまいました。

 

今回はそんな雨による災害を軽減させることができる、

家庭用雨水浸透ますについてお話しします。

そもそも雨水浸透ますとは何ぞやという方もいらっしゃると思いますので

まずは、どういうものかという説明していきたいと思います。

 

雨水浸透ますとはその名の通り、屋根などに降った雨水を地下に浸透、

または排水させるための設備です。

屋根に降った水は雨どいなどを通って浸透桝へ流れていきます。

浸透桝には通常の雨水ますとは違い、底面や側面に浸透させるための穴が開いています。

 

ではなぜ浸透ますを使って浸透させるのか、

メリットは大きく分けて3つあります。

 

メリット①浸水被害、河川の氾濫の抑制

都市部など市街地化が進んでいる地域では雨水はほとんど浸透せずに

道路や河川にそのまま流れ込んでしまっています。

 

 

雨水浸透ますを使い地下へ浸透させることで

地表を流れる水の量が減り、時間をかけて河川へ流れ込むため

浸水被害や河川の氾濫を抑制することができます。

地域によっては治水対策として雨水浸透ますの設置を推奨しているところもあります。

地域の役所のホームページで確認してみてください!

 

メリット②地下水位低下による地盤沈下を防ぐ

建物や舗装で浸透できる土地が少ない地域では

地下水位低下による地盤沈下が起こりやすくなってしまいます。

浸透させることで地下水を回復させ地下水位低下を防ぐことができます。

 

メリット③自治体の補助を受けることができる

自治体によっては補助制度がないところもありますが

多くの自治体では雨水浸透施設に対して補助制度を設けています。

設置前の申請が必要ですが、補助を受けることができれば

雨水浸透施設設置にかかる費用を一部負担、または全額負担してもらえます。

 

これだけ見ると設置するだけお得な感じがしますが残念ながらデメリットもあります。

デメリット①浸透機能には寿命がある

ますに集めた雨水は浸透穴を通して地中へ浸透させていきますが、

浸透穴が土や砂などのゴミで詰まってしまえば浸透能力は落ちてしまいます。

メンテナンスをすることである程度回復させることはできますが

何十年も使えば浸透機能は失われてしまい、

いつかはただの雨水ますになってしまいます。

 

デメリット②通常の雨水ますより高額になってしまう

製品の値段もそうですが、施工の手間が増えるため

工賃も通常の雨水ますより高額になりやすいです。

しかし、自治体の補助を受けられる地域でしたらさほど問題ではありません。

 

と、浸透ますにもメリットとデメリットがあるというお話でした。

何十年も使っていくものなので

ご自身が納得できるものを選びたいですね。

 

 

ということで、当社で取り扱っている雨水浸透ますのご紹介です!(笑)

その名もECO軽耐浸透ますです。

 

コンクリート製の雨水浸透ますですが、

浸透機能を長持ちさせるための仕組みがあります。

 

仕組みその1スリットホール構造

浸透穴にはスリットホール構造を採用しています。

スリットの奥に浸透穴が開いていて

雨水と一緒にゴミが流れてきても浸透穴が塞がりにくくなっています。

 

仕組みその2ダスタープレート

こちらは浸透ます内に設置する「ざる」のようなものです。

ゴミで浸透穴が塞がるのを防ぎつつ

高い位置でゴミをキャッチしてくれるので

メンテナンスが簡単になります!

 

写真はグレーチング(金属の網)蓋ですが、コンクリート蓋もありますので

適したほうをお選びいただけます。

より詳しい情報は当社ホームページからご覧ください!

フジプレコン㈱ ホームページ

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名川大貴

名川大貴

側溝アドバイザーフジプレコン株式会社
平成27年4月入社の新人、名川大貴です。出身は愛知県で、もちろん中日ドラゴンズファンです。一人でも多くのお客様とお会いして、お客様のご要望、ご質問を解決しながら成長していけたらと、思っています。側溝でお困りの現場がありましたら是非お声かけください。早く一人前の側溝アドバイザーとしてお客様のお役に立てるよう勉強致します。よろしくお願いします。
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