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藤村正宏先生のブログから学ぶ「ジャズの魅力は『即興演奏(インプロヴィゼーション)』にある」

こんにちは、フジプレコンの松林です。

清清しい秋晴れが気持ちいいですね。今日から幕張メッセで2年に一回開催されている鉄道技術展2015が三日間はじまります。明日からの二日間の半分くらいに僕も参加する予定です。

 

ジャズの魅力は『即興演奏(インプロヴィゼーション)』にある

 

・・・・・

「ジャズの名曲はない」と言われている。

それはなぜか?

ジャズっていうのは、即興演奏(インプロヴィゼーション)が魅力。それぞれのアーティストがある約束事にのっとって、次々と演奏して、ひとつの音楽を創りだしていく。

例えば同じ「マイ・ファニー・バレンタイン」という曲をマイルス・デイビスが同じメンバーで演奏したとしても、そのときの場所、そのときの気持ち、そのときの酔い具合などによって演奏はまったく変わってくるということなんです。

だから、ジャズに名曲があるのではなく、名演奏があるんだ、ということ。

僕は大学生の頃お金を貯めて、新宿のライブハウス「ピットイン」によく行きました。

日曜日の昼間や夜、あるいは土曜日の夜に有名な人が出るんですが、ある日曜日の昼間、トロンボーン奏者の第一人者の向井滋春さんのライブに行ったんです。

いまだ活躍されていますけれど、向井さんの演奏、好きなんですね。その日、向井さんの演奏を聴いていたら、夜の部に出るサックス奏者の植松孝夫さんという人が客席にいた。自分の出番の前に、早めに来て、向井さんの演奏を聴いていたんですね。

そうしたら向井さんが植松さんがいることに気がついて、「植松さん、こっちに来て一緒にやろうよ」と呼びました。

植松さんは「いいよ」と言って出てきたと思ったら、「この曲のこれね」と言っただけで、何の打ち合わせもせずに、いきなりその場でものすごい演奏を始めたんです。

それを見たときに、すげえな、これ、めっちゃおもしろいと思った。

今この場所でしか聴けない演奏ですから、今ここで聴けるのは客としてすごくラッキーという感じでした。

これがジャズの魅力だなと思います。

即興演奏がジャズにすごい魅力になっているわけです。

ビジネスも同じだなと思う。

どういうことかというと、今、そういう経営が求められているということなんです。誰も5年先なんて、どういう環境になっているかわかりません。

だから中長期に経営計画を立てても、そんなのは絶対その通りにならない。計画通りやっていたら、失敗する可能性のほうが大きいかもしれません。だって、世の中の流れは速いから。

5年先、3年先は誰もどうなるかわからない。

すごいテクノロジーの進歩があるかもしれませんし、すごいソーシャルメディアがインフラになっているかもしれない。計画はすぐに無駄になったり、意味のないものになるかもしれないってことです。

だから、ジャズの即興演奏のような経営をしていくことが、必要なんじゃないかと思うんです。大まかの目標と計画をたて、行動して修正して、また計画を立てる。

そんなふうに、インプロヴィゼーション的に動ける会社や組織が、これからの時代は圧倒的になっていく。

そう思うのです。

          (2013年6月11日のブログ記事より)

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トップが指揮をふってその通りに動いていればよかったつくれば売れる時代がありました。そのことを「オーケストラ経営」という人もいます。

そして、これからの時代は会社のスタッフはみんなジャズ奏者のようにひとつのテーマ(企業理念)のもとに状況に応じてそれぞれがそれぞれの最適な行動をする。いわゆる「ジャズ経営」が求められているという人もいますが、まさしくその通りですよね。

もちろんそのためにみんなに息(意識)を集中させてひとつにさせることが一番重要になるじゃないかと思います。圧倒的になるために。

 

いや~スコットって本当にいいですね!

ではでは。

 

注意:僕のマーケティングだけじゃなく人生が楽しめるようになった恩人でもある師匠の藤村正宏先生(ニックネームはスコットですよ)のブログ記事をピックアップして僕なりの視点での受けた感覚で勝手気ままに解釈してご紹介しています。

 

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